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アレルギー疾患の傷害臓器を決定するT細胞上接着因子の発現とその制御機構の解析 

作成者 河野, 陽一
キーワード等 食物アレルギー, アトピー性皮膚炎, T細胞, 臍帯血, αEβ7インテグリン, Cutaneous Lymphocyte Antigen
日本十進分類法 (NDC) 493.14
内容 研究種目:科学研究費補助金基盤研究(C)
報告年度:2000年度
研究課題番号:11670435
研究概要:前年度の研究で、食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎の発症にはアレルゲン反応性T細胞上のホーミングレセプター発現が重要であることを明らかとした。また、そのホーミングレセプターとしては幼児のアトピー性皮膚炎ではcutaneous lymphocyte associated antigen(CLA)が、乳児のアトピー性皮膚炎ではαEβ7インテグリンが重要であることを示した。そこで、本年度は、これらのホーミングレセプター発現を指標として食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎の発症を予知できるか否かを解析した。インフォームドコンセントを得て臍帯血単核球を採取・分離後に凍結した乳児を追跡して、生後3-6ヶ月時での調整粉乳摂取によるアトピー性皮膚炎の発症を検討した。解凍した臍帯血T細胞を牛乳中の主要な蛋白であるαSカゼインで刺激するとすべての臍帯血T細胞は増殖した。すなわち、出生時にほぼすべての乳児には牛乳抗原を認識するT細胞が存在すると考えられる。しかしながら、αSカゼイン刺激でT細胞上に表面にαEβ7インテグリンが誘導された乳児のみが、生後3-6ヶ月時に調製粉乳の摂取でアトピー性皮膚炎を発症していた。また、αEβ7インテグリンが誘導された児も含めてすべての対象乳児の臍帯血T細胞上にはαSカゼイン刺激によるCLAの発現は誘導されなかった。以上の結果から、臍帯血を用いて食物アレルギー患者を予知・予防できる可能性が示された。

コンテンツの種類 研究報告書 Research Paper
DCMI資源タイプ text
ファイル形式 application/pdf
ハンドルURL http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00021245
フルテキストへのリンク http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/assist1/11670435.pdf
言語 日本語


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