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衛星データを用いた南極リュツォ・ホルム湾周辺の海氷変動に関する研究(一般研究) 

作成者 牛尾, 収輝, 改井, 洋樹, 西尾, 文彦
日本十進分類法 (NDC) 450
内容 過去25年間にわたる南極リュツォ・ホルム湾の海氷変動を衛星画像や砕氷航行データを下に調べた。その結果、近年頻発している湾内定着氷の大規模な崩壊・流出の発現時期と海氷上積雪や沖合い流氷の消長などとの関連が見出された。曇天時には海面が観測されないことから、衛星画像による氷上推測には限界がある。そこで氷上変化を反映する一つの指標として、砕氷船「しらせ」の氷海航行記録を解析した。氷厚や積雪深が増すと、海氷強度も増大し、船の航行が困難になる、つまりラミング砕氷による進出距離が短くなる傾向に着目し、その距離の年々変化を抽出した。進出距離の長短と海氷流出の発生有無との間に相関が認められた。また、海氷流出の前提となる湾内定着氷野の崩壊は、外洋からのうねり進入が一因と考え、沖合い流氷の消長に着目した。湾沖の流氷縁が北に張り出さず、周囲よりも南に窪んだ形状を示すembaymentの発現有無を米国立氷センター公表の情報を元に調べた結果、海氷流出とembayment、両者の発生時期はほぼ一致した。これらの結果から、定性的ではあるが、外洋からのうねりの進入に対する"防波堤"の役割を果たす流氷域の発達の度合いが流出発生の有無に影響することが示唆された。今後、他の海域の海氷変動とも比較し、時空間変化の特徴抽出を試みる。これによって将来の大陸沿岸海氷の長期モニタリングの焦点を明らかにし、観測・データ解析手法の確率に発展することが期待される。
公開者 千葉大学環境リモートセンシング研究センター
公開者の別表記 CEReS
コンテンツの種類 紀要論文 Departmental Bulletin Paper
DCMI資源タイプ text
ファイル形式 application/pdf
ハンドルURL http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00024311
NCID AN10569342
掲載誌情報 千葉大学環境リモートセンシング研究センター年報 Vol.10 page.45-46 (20050500)
フルテキストへのリンク http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AN10569342/KJ00004181092.pdf
情報源 Center for Environmental Remote Sensing, annual report
言語 日本語
著者版フラグ publisher


Total Access Count:

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