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幼児のスクリプト形成過程 : お弁当スクリプト形成に及ぼす幼稚園生活経験の効果   :   Acquisition of lunch script in kindergarten 

作成者 中澤, 潤, 小林, 直実
作成者 (ヨミ) コバヤシ, ナオミ
作成者の別表記 NAKAZAWA, Jun, KOBAYASHI, Naomi
日本十進分類法 (NDC) 370
内容 事象や行為の時系列的な知識はスクリプト(Schank & Abelson, 1977)や一般的事象表象(Generalized event renresentation:GER; Nelson, 1986)とよばれる。スクリプトは, 「特定の時空間的な文脈に適切な, 順序だてられ目標に組織化された行為の流れ」と定義される(Schank & Abelson, 1977)。スクリプトは目標(例えばレストランスクリプトであれば, 食事をする)の達成に関わる登場人物(ウエイターやウエイトレス, 食べる人), 行為(入る, 座る, 注文する, 食べる, 支払う), 小道具(メニュー, 食器, 請求書, お金やクレジットカード)といった要素からなる。そしてスクリプトにはスロットが想定されており, 登場人物や小道具, 行為が明示されていないとき, これらを推論できるようなデフォルトがそのスロットに入っている。そのため, レストランの話を聞いた人は, 明示されていなくてもそこにメニューがあることをデフォルトから推論できる。またスクリプトには状況に応じて多様なパスがある。外食スクリプトにおいて, 支払は重要な要素だが, 高級なフランス料理のレストランとマクドナルドのようなファーストフードでの支払い方は異なる。このようなスクリプトの差異を子どもは経験を通して形成していくものと考えられる。スクリプトは人が持つスキーマの一つである。それは他のスキーマと同様に, 階層をなしている一般的な構造である。階層構造については, 例えば幼稚園生活のスクリプトの中にはお弁当のスクリプトやお帰りの会のスクリプトが下位構造として埋め込まれている。またスクリプトは一般的であるが故に, 多様な状況に適用可能である。一方, スクリプトが他のスキーマと異なる点は, その基本要素が行為であるということ
そこで本研究では, 4歳新入園児, 4歳在園児, 5歳在園児を対象とし, 年齢と経験の双方から子どもの事象知識の獲得をみていく。特に, 初めての経験から5ヶ月後まで3回にわたり調査するごとにより, 知識の広がりやスクリプトの形成過程を検討する。場面は, 1.園生活の中で流れが明確である, 2.毎日繰り返される, 3.家庭に基盤がある, 4.新入園児にとって初めての体験であるの4点を考え, 幼稚園のお弁当場面とした。

公開者 千葉大学教育学部
コンテンツの種類 紀要論文 Departmental Bulletin Paper
DCMI資源タイプ text
ファイル形式 application/pdf
ハンドルURL http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00024679
ISSN 1342-7407
NCID AN10494720
掲載誌情報 千葉大学教育学部研究紀要. I, 教育科学編 Vol.45 page.119-126 (19970228)
フルテキストへのリンク http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AN10494720/KJ00004299732.pdf
情報源 Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University. I, Pedagogy
言語 日本語
著者版フラグ publisher


Total Access Count:

1012 times.


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