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言語的思考における抽象作用の発達的研究(IV) : 機能水準の吟味, その1・その2(第1部)   :   A Developmental Study of the Child's Ability of Abstraction in Verbal Thinking (IV) : An Investigation with the Functional Levels of Abstraction, 1・2(PART I) 

作成者 四宮, 晟
作成者の別表記 Shinomiya, Akira
日本十進分類法 (NDC) 140
内容 本節実験の目的は, 前節のそれに引き続き, 概念・前概念・知覚的各抽象ならびに非解答の4カテゴリーについて, それら相互の有機的連関をたしかめることにある。実験は, 幼稚園児20名(男子10名, 女子10名), 小学2年生36名(男子19名, 女子17名), 小学4年生39名(男子18名, 女子21名), 小学6年生48名(男子24名, 女子24名)を被験者として, 3物間に知覚的水準の類似性が構成し難い実験材料を用い, (3物聞の)共通点の抽出を行なわせ, 知覚的水準の統制が, 他の3つのカテゴリーにどのような影響を及ぼすかについて検討する。その結果, (1)各カテゴリー別の年令的変化は, 前諸実験と同様な傾向であること。(2)知覚的水準統制の影響は, 学年(年令)によって一様ではないこと。低年令児においては, 知覚的段階に連関した非解答や前概念的段階への影響が強く, 小学4年生, 6年生の如く, 抽象作用の発達の進んだ段階では, むしろ高次な抽象段階(概念的抽象)への刺激が強まること。(3)知覚的水準の類似性が構成し難い材料(3物)は, 幼児期を除けば, 類概念形成を刺激, 促進させること。(4)ただし本丸験[3物(P-I)間]と, 実験2[3物(A-R)間]との差は, 実験4[2物(P-I)間]と, 実験1[2物(A-R)間]との差の場合ほど開いていないこと。が明らかとなり, 実験仮説が証明されるとともに, 概念・前概念・知覚的各抽象および非解答の4カテゴリーは, 発達的, 機能構造的に連関のあることが実証される。
公開者 千葉大学教育学部
コンテンツの種類 紀要論文 Departmental Bulletin Paper
DCMI資源タイプ text
ファイル形式 application/pdf
ハンドルURL http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00025673
ISSN 0577-6856
NCID AN00142727
掲載誌情報 千葉大学教育学部研究紀要 Vol.17 page.1-16 (19680630)
フルテキストへのリンク http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AN00142727/KJ00004239726.pdf
情報源 Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University
言語 日本語
著者版フラグ publisher


Total Access Count:

521 times.


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