Back
生物進化の教授価値の検討 : 我が国と米国における諸議論を手掛かりに   :   I.教育科学系, 研究紀要50周年記念誌 : Study on Educational Values of Biological Evolution : Based on Arguments in Japan and the United States of America : I. Pedagogy, the 50th Anniversary Edition 

作成者 福井, 智紀, 鶴岡, 義彦
作成者の別表記 FUKUI, Tomonori, TSURUOKA, Yoshihiko
日本十進分類法 (NDC) 370
内容 我が国および米国の諸議論における進化の教授価値に関する論点は, いずれも7点に要約できた.これらのうち, 我が国および米国において共通に見出されてきた進化の教授価値は, 次のようにまとめられる.進化の教授価値は, それが歴史的観点から生物界全体(あるいは生物学という学問全体)を統一的に捉えさせることができる点にある.そして, その捉え方には, 垂直的側面(時間次元における適応的変化)と水平的側面(空間次元における多様化)の両者があり得る.またそのような進化的変化は, 現在も進行しつつあるのであり, そうした動的・可変的な自然観・生物観を導き得る点にも, 進化の教授価値はある.さらに進化には, 科学とは何かあるいは科学の本質について, 生徒に教授する機会を提供するという教授価値がある.そして, 現代人の科学(的)リテラシーとしても, 進化生物学の基礎は教授される必要がある.上記に加えて, 我が国においては次の2つの論点が見られた.・進化の教授価値は, 児童・生徒の興味・関心を喚起するという情意的側面にも見出せる.・現在の生物の性質に対する疑問は, 必然的に進化生物学的な説明を要求する一方, 米国においては次の2つの論点が見られた.・生物の進化は, 宇宙の変化と同じ枠組みにおいて捉えさせることも可能である.・進化は, 日常生活に実際に役立つ可能性があり, この点での教授価値を持つ.なお, 我が国と米国の最も大きな違いは, 米国では進化の教授価値が科学者・科学教育者の団体による出版物の中で公式に明示されていること, 米国では進化を非常に重視した特色ある教科書が作成されていること, の2点である.
公開者 千葉大学教育学部
コンテンツの種類 紀要論文 Departmental Bulletin Paper
DCMI資源タイプ text
ファイル形式 application/pdf
ハンドルURL http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00026718
ISSN 1348-2084
NCID AA11868267
掲載誌情報 千葉大学教育学部研究紀要 Vol.50 page.69-82 (20020228)
フルテキストへのリンク http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AA11868267/KJ00004185189.pdf
情報源 Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University
言語 日本語
著者版フラグ publisher


Total Access Count:

643 times.


Search
Related Materials in