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著明な骨・軟骨化生を伴った乳癌の1例   :   A Case Report of Breast Carcinoma with Cartilaginous and Osseous Metaplasia. 

作成者 宮沢, 幸正, 朱, 琮杰, 窪澤, 仁, 吉田, 雅博, 大渕, 徹, 松崎, 弘志, 小出, 義雄, 落合, 武徳, 磯野, 可一
作成者の別表記 ミヤザワ, ユキマサ, MIYAZAWA, Yukimasa, CHU, Chung Chieh, クボサワ, ヒトシ, KUBOSAWA, Hitoshi, ヨシダ, マサヒロ, YOSHIDA, Masahiro, オオフチ, トオル, OHFUCHI, Tohru, マツザキ, ヒロシ, MATSUZAKI, Hiroshi, コイデ, ヨシオ, KOIDE, Yoshio, オチアイ, タケノリ, OCHIAI, Takenori, イソノ, カイチ, ISONO, Kaichi
キーワード等 乳癌, 骨・軟骨化生, 骨スキャン
日本十進分類法 (NDC) 490
内容 骨, 軟骨化生を伴う乳癌は, きわめて稀でその頻度は全乳癌の0.003〜0.12%といわれている。今回我々は著明な骨・軟骨化生を伴う乳癌の一例を経験したので報告する。症例は61歳, 女性。約30年前より左乳房腫瘤を自覚していたが, 腫瘤が急速に増大したため当院受診となる。左乳房ABCDE領域に10×10cmの硬い腫瘤を認めた。TNM分類T3bN1bM0, stage IIIaの所見であった。マンモグラフィー, 超音波検査, CTにては内部に巨大石灰化を伴う腫瘤像を認めた。骨スキャンにては, 腫瘤に一致して著明な集積が認められたが, 骨転移は認められなかった。穿刺吸引細胞診にてclass V, 左乳癌の診断にて拡大乳房切除術及び皮膚移植術を施行した。術後7ケ月現在再発の徴候なく, 外来にてCMF療法施行中である。病理組織所見では, 骨あるいはosteoidの形成が著明で, 一部軟骨様組織を伴う腫瘍で, 乳癌研究会分類で2b8, 骨, 軟骨化生を伴う乳癌の診断となった。ER, PgRは共に陰性であった。骨, 軟骨化生を伴う乳癌は今回我々の調べ得た限りでは本邦においては1971〜1995年に自験例を含めて53例の報告例を認めた。骨, 軟骨化生を伴う乳癌では, 急速に腫瘍が大きくなる場合がしばしばあり, また臨床病期が進んでから診断がつく場合が多く, その為5年生存率が60.69%と予後が悪いと考えられた。また骨, 軟骨化生を伴う乳癌で, 骨化生を伴うものでは, 骨スキャンにおける腫瘤への集積が診断の一助になるのではないかと考えられた。
This paper presents a case of breast carcinoma with cartilaginous and osseous metaplasia together with a review of 53 cases seen in the Japanese literature. A 61-year-old woman visited our hospital with her left breast tumor about 10 cm in diameter. Mammmography, ultrasonography and CT revealed large calcification in the tumor. Bone scintigraphy showed an abnormal accumulation corresponding to the breast tumor. Extended radical mastectomy was performed. Histopathologically. it was diagnosed as breast carcinoma with cartilaginous and osseous metaplasia. Hormone assay revealed ER (-) and PgR (-). The patient have no signs of recurrence as of 7 months after surgery.

公開者 千葉医学会
コンテンツの種類 雑誌掲載論文 Journal Article
ファイル形式 application/pdf
ハンドルURL http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00028386
ISSN 0303-5476
NCID AN00142148
掲載誌情報 千葉医学雑誌 Vol.72 no.2 page.147-151 (19960401)
フルテキストへのリンク http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AN00142148/KJ00004217306.pdf
情報源 Chiba medical journal
言語 日本語
著者版フラグ publisher


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